シラスコンクリートの住宅「R・トルソ・C」がACI(アメリカコンクリート学会)最優秀賞を受賞しました

シラスコンクリートを利用した住宅「R・トルソ・C」(山下保博 / アトリエ・天工人・設計)が、ACI(アメリカコンクリート学会)プロジェクト賞6部門を通じての総合最優秀賞および低層建築部門で第1位をダブル受賞いたしました。

ACIプロジェクト賞は、世界中で過去3年間に竣工したコンクリート建築のうち、経済性、環境貢献度、デザイン性に卓越し、革新的かつ創造的な技術を持ち建設された建築物に対して与えられます。

「低層建築」「中層建築」「高層建築」「道路・橋・水路」「装飾物」「修理・改築」の6部門の各1位、2位および、6部門を通じた最優秀賞が設定されています。2016年にはネメシス・スタジオのミラノ万博2015イタリア館(イタリア、ミラノ、27,000㎡)、2015年はルディ・リッチオッティ設計のヨーロッパ・地中海文明博物館(フランス、マルセイユ、44,000 ㎡)が最優秀賞を受賞しています。

「R・トルソ・C」 (東京都渋谷区、2015竣工)は66㎡の敷地に建つ小さな住宅(延べ床面積103.74㎡)です。「コンクリートで内外部を包み込んでほしい。そして、そのコンクリートが挑戦的であり、環境的であってほしい」とのクライアントからの要望に応え、アトリエ・天工人が野口貴文教授(東京大学)、佐藤淳氏(佐藤淳構造設計事務所・東京大学准教授)他と共同開発した環境にやさしい完全リサイクルコンクリート、「シラスコンクリート」を用いた点が評価されました。

なお、「R・トルソ・C」は、2016年には日本コンクリート工学会賞および作品賞を受賞し、同年WAN Concrete Award (イギリス)ファイナリストにも選定されております。

Tokyo, March 24 2015 - R-Torso-C House by Atelier Tekuto.

R・トルソ・C



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チソカツ代表理事・山下保博 2本のトロフィーとともに