土×東北 地域会

2011年の東日本大震災で、南三陸町は広範囲に渡り塩害の被害を受けた。南三陸町の地域住民と話す中で、塩害のせいで農業には使えない土があり、処理に困っているということを知った。

そこで、その土を再利用するために新しい工法の研究(共同研究/アトリエ・天工人+輿石研究室/早稲田大学+松村・藤田研究室/東京大学)を行った。塩害のために農業に使えなくなった土だとしても、建築材料として再利用が可能だということが実証出来、2012年12月に備蓄倉庫として完成した。

塩害の被害を受けた土は、おそらく被害を受けた東北だけではなく、他の地域にも有り得ることではないか。塩害の被害による土の処理方法の一つとして、各地域の手助けをしていきたい。